展示8月の一般展示「かつて争いがあった。そして、今も。」

終戦から78年目の8月を迎えました。戦争の記憶を持つ方も少なくなり、日本では平和が根付いているように見えます。しかし、世界を見渡せば、昨年突如として侵略が開始されたウクライナを始め、今も争いを続ける地域がいくつもあり、平和はいつ破られてもおかしくないのだと思い知らされます。これからの平和を守るため、あらためて戦争について考えてみませんか。

たとえばこんな本

『アウシュヴィッツの図書係』

アントニオ・G.イトゥルベ/著 小原京子/訳 集英社 [一般 963](本の詳細情報へジャンプ

何もかも禁止されている絶滅収容所では、本を持つことさえ死を意味する。抑圧者にとって、本はとても危険だ。ものを考えることを促すからだ。しかし、アウシュヴィッツには、8冊だけの小さな秘密の図書館があった。厳しい看守の目から命がけで本を守り、人々の手に届けていたのは、14歳の少女だった。