展示8月の一般展示「怪~あやかし~」

日常の裏側にひそむあやしのもの。それは、時に人の心に巣くう闇だったり、時にいたずら好きな小妖怪の影だったりします。ひやりと涼を感じたい方は、どうぞ覗いてみてください。ただし、戻れなくならないようにお気をつけて…。

たとえばこんな本

『鬼談百景』

小野不由美/著 メディアファクトリー [一般 9136](本の詳細情報へジャンプ

読者から寄せられた実話をもとに紡がれる99話の短編集。過剰な演出のない淡々とした筆致が、逆に現実から地続きの異質さをひしひしと感じさせてくれます。
姉妹編にして百物語の100話目にあたる『残穢』(新潮社)とあわせて読むと、より味わい深くなります。